ネットの炎上について

爆笑の太田さんのコメントがすっごく腑に落ちた。

ネットでの炎上ってもう形骸化してるんじゃないかな。初期ほど影響力がない気がする。だってもうちょっとのことで炎上するし、基本ネットで炎上させてるひとは社会では炎上しないし。

ハリウッド映画のコピー「全米が泣いた」がパロディになってるのを思い出しました。

確かに、誰も燃えてないよね。そして対象になった人よりも周りの人が困るって言うのもすごいわかる。

人を批判するにはそれなりの根拠が必要で、自分の価値観を人に押し付けてはいけなくて、ただそればっかり気にすると誰にも何も言えなくなって。自分がよっぽど辛くなって自殺しちゃったりします。

・・・あれ、炎上しないほうがジエンド率が高いのか。

 

ほんとさ、日本って慎ましいよ。全部うちに秘めるからって、インターネットが流行り始めた当初は自己を出す場に成りえるんだと期待されたと思うけど、結局ネットでもモラルやら周りの目に縛られて自重する人がほとんどで、その自重するひとの意見は見えない。だって自重してるから。

その人達は社会でも自重してて(これは私の勝手な思い込み)そんな大多数のモラルある意見は、少なくともネットで意見の出せる(炎上を生み出すことが出来る)少数のモラルある人・またはない人(この区別は人によって様々)には届かない。そしてネットを炎上させる人々が実際に現実社会で行動を起こしているのかと聞かれたら、恐らく大多数が沈黙の貝(これも私の思い込み)。だって実社会で言えないからネットで言うという一面はまだ残っていると思うし。

そして炎上を取り上げるネットニュースやテレビは視聴率を撮る必要に迫られて話題性に走る。より過激な意見を取り上げてそれが世間一般の意見であると伝える。・・・まさか。ってそれに気づいている大人が大多数だろうから反論はでてこない。

結果、日本を知らない人にとって日本のニュース一般は随分本音と離れているんではないかと。

だから報道に上がってくるのは既成事実を覗いては斜めに見たほうが正解ではないかと思いますが、いかがですか。